iPhone 4に搭載されていたAudience製ノイズキャンセル機能向けチップは4Sでは無くなっており、おそらくはA5チップに直接組み込まれたとみられる。サムスン製のA5チップのコストは15ドルと推定されている。
また、iFixitが分解した際には東芝製のフラッシュメモリが組み込まれていたが、今回はHynix製が採用されていた。コストは16GBが19.2ドル、32GBが38.4ドル、64GBが76.8ドル。
カメラモジュールは17.6ドルと見積もられているが、今回の分解ではこれがソニー製かどうかは確認できなかった。Appleはこれまで、iPhoneやiPod touch、iPadでOmniVision製を採用してきた。
ディスプレイとタッチスクリーン部分のコストがもっともコストが掛かっており、37ドルと見積もられている。
Wi-Fi/Bluetooth/Frequency Modulation (FM) モジュールは村田製作所とBroadcomが供給しており、音声コーデックはCirrus Logic製、ベースバンドチップはQualcommのMDM6610などとなっている。
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