アルミケース製造Catcher Technologyの中国工場が環境問題によって操業停止となった件との兼ね合いは不明だが、同社はMacBook ProとMacBook Air向けユニボディのおよそ60%を製造しているとされる。操業許可を得るために200〜300万ドルを投資するとされるなか、当局からの許可が下りない場合、11月には最大40%出荷台数が落ち込む可能性があるという。
新しいMacBook Pro(Late 2011)には、Intelが先月初めに発表した新しいSandy Bridgeが採用される見込みであり、15/17インチモデルでは2.4GHz(i7-2760QM)、2.5GHz(i7-2860QM)、2.7GHz(i7-2960XM)クアッドコアCore i7が搭載されるとみられる。ただし、熱処理の問題があり、現在のモバイル向けチップ最速の「i7-2960XM」が採用されるかは不明だ。
また、13インチモデルでは2.8GHz(i7-2640M)デュアルコアCore i7が搭載され、13インチエントリーモデルは、9月発表の最新プロセッサではないものの、2.5GHzデュアルコア(i5-2520M)または2.6GHzデュアルコア(i5-2540M)にクロックアップが図られるとみられる。
今回はプロセッサを刷新するマイナーアップデートにとどまるとみられており、Bluetooth 4.0やワイヤレスチップの刷新も予想されている。
IntelはSandy Bridge後継の22nmプロセッサ「Ivy Bridge」を2012年前半に投入する予定であり、MacBook Proのケースデザインが大きく刷新されるのは来年以降になりそうだ。一部情報では、MacBook Airのように光学ドライブが省略されるモデルが加わるとみられている。
また、Ivy Bridge導入によって13インチMacBook Proのプロセッサが、現行のデュアルコアからクアッドコアとなり、独立型グラフィックカードを搭載していない場合もOpenCLをサポート可能となる。