Microsoftが米検索大手Yahooの買収を検討していると伝えられるなか、Googleは少なくとも2社の投資会社と連携してYahooのコアビジネスを買収しようと画策しているようだ(WSJ)。協議はまだ初期段階であり、正式な提案などはされていない模様。また、交渉が前進しない可能性もあるようだ。
GooogleはYahooのウェブサイト上への広告掲出を望んでいるようだが、オンライン大手2社の連携は独占禁止法に抵触する可能性が高いだろう。
2008年にもGoogleとYahooは、Yahooの検索サービスにGoogleがオンライン広告を供給する提携を発表したが、ライバルMicrosoftや広告主協会などから批判を受け、同年11月に提携を白紙撤回した。
Yahooは9月初めにキャロル・バーツ前CEOを解任したばかりであり、また、9月末にはYahoo幹部が売却を示唆する従業員宛てのメモもリークされていた。Yahooの買収には複数の団体が興味を示しているとされているが、Googleの名前もそこに加わることになる。