White氏によると、Appleは今年、セットトップボックス「Apple TV」を刷新する予定だったが、新しいテレビセット開発との兼ね合いでアップデートが遅れた可能性があると指摘。また、現行の製品(Apple TV:8,800円)では収益が限定的であるとも述べている。
同氏は、様々な製品カテゴリとの新たな連携や顧客とのさらなる繋がりを加えることで、Appleが極めてシンプルで革新的なテレビ経験を構築するだろうと予想している。例えば、iOSの「Siri」や「FaceTime」機能、ソーシャルゲーミングネットワーク「Game Center」などを組み込んで、App Storeにもアクセス可能となり、さらに開発者は広告プラットフォーム「iAd」を利用できるようになると分析。
また、Apple製のテレビセットは、一般の液晶テレビよりも2〜3倍も高い価格で発売されるが、Appleブランドや拡張性および高性能が評価され、コンシューマ市場でも成功するだろうとみている。
2012年の液晶テレビ市場は1,020億ドルと試算されており、Appleは今後数四半期内に競争が激化するテレビ市場に新規参入するとみられている。