Mac Proは2010年7月にアップデートされて以降、1年3ヶ月以上に渡って放置されたままであり、また、デザイン的には2003年のPower Mac G5以降ほとんど変更がない。
Macコンピュータの販売台数のうち、デスクトップ型が占める割合は26.1%にまで落ち込んでおり、さらにそのほとんどはiMacが貢献している。
Mac Proは現在、Thunderbolt I/Oテクノロジを搭載しない唯一のMacコンピュータとなってしまった一方で、コンシューマ向けMacはPCI Expressを内蔵したThunderboltポートを備えており拡張性も確保されている。
しかし、iMacではとてもかなわない、Mac Proのパワフルな処理能力を必要とする3Dやビデオ編集などの需要も少なからずある訳であり、また、販売が終了したXserveの代替としてのニーズも残っている。プロフェッショナルというある意味ユニークなニーズを無視して売上重視の姿勢をみせることは、Appleにとってあまり賢明な策とはいえないだろう。
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