Apple、Mac Proの将来について検討?

Mac Pro Early 2012

Mac Proの開発中止も視野に?市場規模の縮減が影響か。

次世代Mac Pro向けプロセッサIntel Xeon E5が2012年Q1にも登場するとみられるなか、Appleは同ワークステーションのニーズおよび売上減を受け、2012年以降も開発・投資を続けるかどうか検討中だという(AppleInsider)。Mac Proの販売中止に伴う売上への影響が少ないうえ、Macラインアップをシンプルにできて、ノート型コンピュータやiOS端末など需要の高い製品群に集中できるというメリットがある。

Mac Proは2010年7月にアップデートされて以降、1年3ヶ月以上に渡って放置されたままであり、また、デザイン的には2003年のPower Mac G5以降ほとんど変更がない。
Macコンピュータの販売台数のうち、デスクトップ型が占める割合は26.1%にまで落ち込んでおり、さらにそのほとんどはiMacが貢献している。

Mac Proは現在、Thunderbolt I/Oテクノロジを搭載しない唯一のMacコンピュータとなってしまった一方で、コンシューマ向けMacはPCI Expressを内蔵したThunderboltポートを備えており拡張性も確保されている。

しかし、iMacではとてもかなわない、Mac Proのパワフルな処理能力を必要とする3Dやビデオ編集などの需要も少なからずある訳であり、また、販売が終了したXserveの代替としてのニーズも残っている。プロフェッショナルというある意味ユニークなニーズを無視して売上重視の姿勢をみせることは、Appleにとってあまり賢明な策とはいえないだろう。

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