OmniVision Technologiesは「iPhone 4S」向けメインカメラのイメージセンサー供給をソニーに奪われたことで、株主に訴えられることとなった。
OmniVisionはこれまで、iPhone/iPod touch/iPad向けにカメラセンサーを供給してきたが、10月にAppleが投入した最新スマートフォン「iPhone 4S」ではメインカメラのサプライヤーではなくなっていた。なお、フロントカメラ(セカンダリ)向けには引き続きカメラモジュールを供給しているのが確認されている。
スマートフォン向け800万画素クラスの裏面照射型CMOSイメージセンサー市場では、東芝やソニー、サムスン、Aptinaなどにシェアを奪われており、11月以降も同社株価は急落しており下げ止まりも見えていない。
米法律事務所Milbergは、OmniVisionが「iPhone 4S」の部品供給をソニーに奪われたにも関わらず、その事実を隠していたとして集団訴訟を起こすと発表した。