Appleがデベロッパ向けにリリースした「OS X 10.7.3」プレリリース版のコードに、次世代「Mac Pro」向けとみられる、AMD製の次世代ハイエンドデスクトップ向けGPU「Radeon HD 7900シリーズ」(開発コード名“Tahiti”)のドライバの記述が見つかったという(Netkas via Mac Rumors)。
「Mac Pro」以外のMacコンピュータはモバイル版GPUを採用していることから、Appleが次世代Xeonプロセッサ(Sandy Bridge-E)を搭載する新型「Mac Pro」の開発を進めている可能性があるとみられる。
現行モデルはThunderboltを搭載していない最後のMacコンピュータとなってしまった一方で、Appleはワークステーションのニーズおよび売上減を受けて、2012年以降も開発・投資を続けるかどうか検討中だと噂されてきた。
“Tahiti”ことRadeon HD 7900シリーズは、2012年1月に市場投入が予想される初の28nm製造のSingle GPUで、コードネーム“Tahiti XT”が「Radeon HD 7970」、同“Tahiti PRO”が「Radeon HD 7950」になる予定。
また新型「Mac Pro」向けXeon E5プロセッサとして、デュアルプロセッサモデルは「Xeon E5-2600シリーズ(E5-2620、E5-2650、E5-2670)」の採用が予想されており、12/16コア構成がオプションとして提供されるとみられている。