サムスンのスマートフォンおよびタブレット端末の販売差し止めを求めたAppleの仮処分申請が棄却されたが、Reutersによると、カリフォルニア州連邦地方裁判所のLucy Koh判事が、本来公開すべきでない電子文書を公開してしまったという。
これによると、Appleは既存のiPhoneユーザがサムスン製スマートフォン(Galaxy S 4G/Infuse 4G/Droid Charge)にスイッチすることはほとんど無いと分析する一方で、サムスンがAndroid端末メーカーからシェアを奪う可能性はあると主張していたという。
サムスン側はAppleが市場の需要に対応できないと主張したが、Koh判事はAppleが長期的に需要に対応できると指摘。
また、iOSのタッチ機能(スクロールバック)に関する特許をNokiaとIBMにライセンス供与している件も明らかにされており、Appleはサムスンに対しても同ライセンス供与の提案をしていたという。