Sterne AgeeのアナリストShaw Wu氏によるAppleの2011年10〜12月期の業績予想によると、iPhone 4S/4/3GSの販売が引き続き好調に推移しており、MacコンピュータではMacBook Airが売上を牽引しているという。
同氏は当期のiPhone販売台数をこれまでより200万台加算して2,800万台に上方修正するとともに、Macコンピュータについても従来より20万台多い520万台と予測。
iPhone 4Sは世界的に需要が高く、また、MacBook Airは今年7月にSandy Bridge世代になって以降、急激に売り上げを伸ばしているようだ。
しかし、iPadの売上予測に関しては、1,500万台から1,350万台に下方修正しており、理由としてAmazonが投入した低価格版(原価より安い199ドル)のAndroid端末Kindle Fireの影響や、薄型・軽量モバイルMacBook Airの存在を挙げている。
また、2012年初期にもリリースされるとみられる次期“「iPad 3」待ち”の影響も少なからずあるだろう。Canaccord GenuityのアナリストT. Michael Walkley氏は、iPadのシェアは前期比で21%も落ち込み、当期のiPhoneの販売台数の増加だけでは補い切れないと分析している。