日立、テレビ自社生産を9月末で終了=半世紀以上の歴史に幕

日立製作所は1月23日、テレビの事業再編を正式発表して、自社生産を今年9月末までに終了することを明らかにした。1956年から続いた自社生産だが、昨年3月期まで6期連続の赤字となっており、現在の生産拠点は岐阜工場のみとなっていた。
2011年度も赤字解消のメドが立たないことなどにより、今後は台湾や韓国、中国メーカーなどに100%外部委託することになる。

日立はテレビの自社生産から撤退する

日立、今秋にテレビ自社生産から完全撤退


薄型テレビ事業は日立コンシューマエレクトロニクス(日立CE)から家電製品の販売などを担当している日立コンシューマ・マーケティング(日立CM)に移管され、「市場に密着した事業運営体制を構築する」ことで営業主導型の運営体制にする方針だ。なお、日立ブランド(Wooo)は維持される。

自社生産撤退の背景には海外メーカーとの厳しい価格競争や歴史的な円高などが挙げられ、地デジ特需が一段落したことも後押しした。

[日立:ニュースリリース]

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