Appleの次期モバイルデバイス向けOS「iOS 5」では、米Nuanceの音声認識技術が導入されるかもしれない。Nuanceは、音声認識ソフトウェア「 Dragon NaturallySpeaking(ドラゴンスピーチ)」の開発でも知られている。
TechCrunchは複数の情報筋からの話として、Appleがここ数カ月にわたりNuanceと交渉を行っていると報じた。
Appleが昨年買収したSiriは、iPhoneに提供している音声操作技術に、Nuanceの音声認識技術を取り入れている。そのため、iOS 5にSiriの技術を組み込む際に、Nuanceとのライセンス契約が必要となってくるようだ。
また、Appleは独自で音声認識サービス開発を進めてもいたようだが、キーとなる技術にNuanceの保有するソリューションが必要になったのかもしれない。
買収の可能性もあるようだが、時価総額が60億ドルと高価なため、ライセンス契約にとどまる可能性が高いとされる。
Siri – The Personal Assistant on your Phone