米Microsoftは23日(現地時間)、同社検索エンジンBingの新サービスとして、デイリーディールを集約して配信する「Bing Deals」をスタートさせた。
デイリーディールサービスは、その日のお買い得情報を配信するオンラインクーポンサービスで、Bing Dealsには、すでに20万件以上のディールが用意されている。なお、日本国内ではサービスは提供されていない。
Bing Dealsは、Google Offersのように、GrouponやLivingSocial、Nordstrom、Targetといったデイリーディール市場大手と競合するのではなく、さまざまなソースを集約して、もっとも優れた情報をユーザに提供する、いわばアグリゲータの役割を担うサービスである。
オンラインクーポンサービス市場が縮小するなか、MSは「ワンストップ・ショップ」の提供によって、ユーザは数百ものウェブサイトやいくつものメールでサインアップする必要がなくなるとしている。
また、デイリーディールサービスが一箇所に集約されれば、87%のユーザは「もっと使う」と答えた統計もあるという。
検索エンジンBingのマーケットシェアは約15%で、四半期ごとに10億ドルもの損失を出しているとみられている。新サービス投入でシェア拡大につなげたいところだが。
MSは同日、米国限定でBingの検索ホームページの背景にビデオイメージを掲載。HTML5対応ブラウザで閲覧できる。