マイナス成長の要因として、東日本大震災の影響によって部品供給に問題が生じて、夏モデル投入が大幅に遅れたことがあげられている。
OS別では、Android OS端末が前年同期比で約6.5倍の274万台に達し、iOS端末(iPhone)は前年同期比で2倍以上の99万台となった。わずか3ヶ月間にiPhoneが国内市場だけで100万台弱も売れたとは驚きだ。
なお、ベンダー別シェアでは、1位はシャープ(シェアは24.7%)で21四半期連続のトップとなり、2位は富士通・東芝(同19.1%)、3位はApple(同12.1%)となっている。
2011年第3四半期(7~9月)以降の見通しに関しては、携帯電話市場の落ち込みは一時的なものになる可能性が高く、部品供給の問題も解消され、6月後半以降のスマートフォン需要などもあり第3四半期は再びプラス成長に回復すると予測されている。