日本経済新聞は28日、台湾Hon Hai社(ブランド名Foxconn)の郭台銘(Terry Gou)会長のインタビューを掲載。
同社はサムスンにも負けないほどの液晶パネル巨大工場をブラジルに近いうちに建設する予定だという。また、郭会長は日本企業とHon Hai社が組めば韓国企業に100%勝てると述べた。
Hon Hai社の営業利益率が2001年は9.2%、2005年は5.5%、2010年は2.9%と年々低下したのは、iPhoneのような設備投資がかさむ受注が増えたためだという。
ほかにも、2010年後半から工場労働者の給与を引き上げ、中国内陸部に巨大な新工場を建設し始めたためコストが跳ね上がった。
日本企業と交渉する際に改善してほしい点として郭会長は次の3点あげている。
(1)意思決定をボトムアップからトップダウンに切り替えること、(2)国際化を進めること、(3)より多くの情報をパートナー企業と共有すること。
同会長はHon Hai社の創業者であり、世界的な富豪としても知られている。