次世代iPhone 4Sは“Assistant”機能が目玉に

iPhone 4S 画像

10月4日に発表されるのは「iPhone 4S」のみ。外観デザインは刷新されず、内部スペックの強化が図られる。

Appleは10月4日(現地時間)、iPhone/iOSをメインとするメディア向けイベントを開催して、第5世代iPhoneや次期iOS 5、新しいクラウドサービス“iCloud”などを正式に発表する。しかし、新製品のスペックやデザイン、サービス内容などの詳細ははっきり分かってはいない。いくつかの情報をもとに次期iPhoneの予想をまとめてみた。

次世代iPhoneは、デュアルコアのA5チップを搭載して、カメラ機能がアップグレード(8Mピクセル?)するのはほぼ間違いないようだ。また、「Let’s talk iPhone」というイベント名からみて、これまでにない、まったく新しい音声認識機能“Assistant”が大きくフィーチャされることになるとみられる。
このほかに第5世代iPhoneは、ディスプレイは3.5インチのままで、RAMは1GB(または512MBのまま据え置き)、アンテナ設計の改良、CDMAとGSMのデュアルモード、HSPA+対応、1080p動画撮影、バッテリ駆動時間の向上、容量64GBモデルの追加なども噂されている。

また、新型iPhoneは「iPhone 5」ではなく「iPhone 4S」と呼ばれる可能性が高まってきている。iPhone 3Gが3GSにアップデートした時とほぼ同じ流れで、外観デザインはほぼ同じであり、内部スペックが強化されるにとどまるとみられる。
当初、「iPhone 4S」は、現行モデルのマイナーアップデート版として主に中国などに投入される製品カテゴリだと思われてきたが、iPhone 4のフラッシュドライブを8GBに抑えるなどしたローエンドモデルが、そのままiPhone 4として発売が継続されるようだ。

よって新型iPhoneは1種類のみであり、デザインが一新する「iPhone 5」の登場は2012年まで持ち越されそうだ。しかし、今回の新型モデルが16ヶ月も前にリリースしたiPhone 4と同じデザインを継承するのは、「iPhone 5」の早い投入意図を感じることができる。10月半ばに「iPhone 4S」を発売後、おそらくは10ヶ月以内にはオールニューデザインの「iPhone 5」が発売されるのではないだろうか。「iPhone 5」は完全にデザインが刷新され、薄型で軽量化が図られるうえ、スクリーンサイズは4インチとなり、縁部分のテーパー処理や曲面ガラス採用、NFC対応などが噂されている。

だが、今回の新型iPhoneが「iPhone 5」というネーミングで登場するという予想も一部で根強くあることから、ローエンド版「iPhone 4S」と同時に「iPhone 5」がアナウンスされる可能性がゼロではないだろう。また、iTunesで発見された「iPhone 4S」の記述はデマだとする指摘もある。

Appleの秘密主義はあまりにも有名で、漏えい元を明確にするためだけに誤った情報を流すことがあるということは忘れてはならない。発表まであとわずか2日余りだが、何ができるか。それは発表を待つことだけだ。

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