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Mozillaはウェブブラウザ最新版「Firefox 10」をリリースした。アドオン互換性確認を大幅に改善して、Firefox Syncの改良や開発者向けフルスクリーンAPIおよびページインスペクタのサポートを追加したほか、計7件の脆弱性にも対処した(Firefox 10.0 リリースノート)。 また、一括導入をしている法人向けに「延長サポート版(ESR)」も公開した。6週間おきのメジャー版公開という“高速リリースサイクル”の通常版とは異なり、1年に1回程度メージャーアップデートを行い、セキュリティ問題の修正版アップデータが6週間おきに提供される。 Mozillaは同日、Web検索機能を追加した「Thunderbird 10」や旧バージョンFirefox 3.6のマイナーアップデータ「Firefox 3.6.26」のほか、「Android版Firefox 10」をリリースした。
米Mozillaは12月20日(現地時間)、「Firefox 9」の正式版を公開した。SpiderMonkey JavaScriptエンジンに「型推論」が導入されたのが目玉だ。また、Android版はタブレット端末への最適化が施されている。 公開された「Firefox 9」は、1年以上前より研究されてきた「型推論(TI: Type Inference)」 が導入されており、JavaScriptが30%以上高速化している。 型推論とは、プログラムのコード解析と実行時の変数型監視を組み合わせて、JavaScriptプログラムの型情報を得る機能で、得られた型情報はより効率的なコードを生成するためJITコンパイル中に利用される。 Mozillaによると、「Firefox 9」では、推論された型情報をJägerMonkey JITコンパイラで活用するよう改良されており、JavaScript処理の重たいWebサイト(動画、ゲーム、3Dグラフィックスなど)で高速化が期待されるという。 また、HTML5、MathML、CSS などのWeb標準対応や、Mac OS X Lion向けにテーマ統合改善や2本指スワイプナビゲーションを追加した。 Mozillaは同日、GoogleとFirefoxのデフォルト検索エンジンの契約を3年間延長するとアナウンスしている。両社の契約は今年11月に期限を迎えており、Mozillaの収入源の大半を占めるGoogleとの契約が更新されるか注目されていた。
Googleは12月13日(現地時間)、同社Webブラウザの最新安定版「Chrome 16」(16.0.912.63)をリリースした。 新バージョンでは1台の端末で複数ユーザのカスタム設定を利用できるようになったほか、15件のセキュリティ関連の問題が修正された。