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Amazon.comのタブレット端末「Kindle Fire」の予約は非常に好調であり、当初の想定より数百万台も増産して準備しているとされるなか、Appleのティム・クックCEOは、約10日後に発売が迫ったiPadキラー本命と目される競合端末の市場投入を歓迎していると発言した。 バークレイズ・キャピタルのアナリストであるベン・レイツェス氏は、Appleのティム・クックCEOとピーター・オッペンハイマーCFOと面談して、Amazonの199ドルタブレット投入がAppleに与える影響について話し合った際、タブレット端末市場が分断化されることはAppleにとって好都合だと分析していることが分かったという。Apple首脳はAndroidプラットフォームの分断化が進めば進むほど良いとみており、結局のことろ、より多くのユーザやデベロッパが「iPad」を選択すると自信をみせている。 「Kindle Fire」はAndroidベースでありながら、Amazonの製品やサービスに非常に最適化されており、Amazon Appstoreで配信されるアプリも独自のプラットフォーム向けとなっている。 レイツェス氏によれば、クパティーノベースの世界最大のIT企業は「iPad」の価格を引き下げる可能性があるという。ただし、品質や顧客体験に対して妥協することはなく、低価格競争に対抗する意図もないとみている。
iPhone 4SやiOS 5アップデート後のiOS端末について、バッテリ消費が早くなったと多くのユーザが問題提起するなか、Appleは2日(現地時間)、ソフトウェアレベルでいくつかの問題点が発見され、バッテリ寿命が早くなっていることが分かったことを明らかにした。 AppleのスポークスマンがAllThingsDに対して述べたもので、クパティーノにある世界最大のIT企業は、今後2〜3週間内にiOS 5搭載端末のバッテリ消費問題を解決するソフトウェアアップデートをリリースする予定だという。ただし、Appleは具体的に何が問題であったのか、これ以上の詳細を明らかにはしていない。 また、Appleは同日、開発者向けに「iOS 5.0.1ベータ」(ビルド9A402)を配布しており、バッテリ寿命に関するバグのほか、初代iPadのマルチタスキング・ジェスチャ、iCloud上の書類同期などに関する問題やいくつかのセキュリティを修正している。