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投資銀行Rodman & RenshawのアナリストAshok Kumar氏によると、「iPhone 5」こと第6世代iPhoneの設計には、故スティーブ・ジョブズ氏が最初のコンセプト立案から最終デザインの詰めまで関わっているという(CNET)。「iPhone 5」の特徴として、スリムに再設計されたケース、より大きなスクリーンサイズ、第4世代移動通信システム(4G LTE)のサポートなどをあげている。 Kumar氏はさらに、来年の年次開発者イベントWWDC 2012が開催される時期に発表されるようだと予測している。 また、ジョブズ氏は彼の余生が限られていたため、先週発売開始となった「iPhone 4S」にはそれほど関わっておらず、「iPhone 5」にすべてを懸けていたという情報もある。 ソフトバンクの孫正義社長も、iPhone 4Sの発表会見や発売イベントなどの場で、「スティーブは次の、またその次まで仕込んでいる」、「彼が亡くなったあとも、彼が陣頭指揮した作品が世の中に出てくるだろう」と述べていた。
ソニーのハワード・ストリンガーCEOが示唆していた通り、Appleの新型スマートフォン「iPhone 4S」向けにソニーがイメージセンサー「Exmor R for mobile」を供給していることが分かった(Chipworks)。 これまでのiPhoneやiPadおよびiPod touchにカメラセンサーを供給してきたのはOmniVisionだが、なぜAppleがiPhone新モデルのカメラサプライヤとしてソニーを選択したのか明らかでない。ただ、今年に入ってOmniVisionはAppleの求める製品を準備できていないようだと指摘されていた。 iPhone 4Sに採用されている裏面照射型CMOSイメージセンサーは、シリコン基板の裏面側から光が入射する構造になっており、暗いシーンでも光を多く取り込めることで低ノイズで高画質な静止画や動画撮影が可能となっている。 iPhone 4Sの発売が夏から秋へとずれ込んだ理由のひとつに、東日本大震災によって中小型液晶パネルやイメージセンサーなどの部材メーカーが被災して、安定供給が困難になったことがあげられている。
14日に発売開始となったiPhone 4Sだが、発売初日はソフトバンクの顧客囲い込みが成果をあげてKDDIからリードを奪ったようだ。 日本経済新聞によると、ヨドバシカメラ秋葉原では、14日午前8時に並んだ人数でソフトバンクがKDDIの倍近い60人だったという。また、ある家電量販店の販売員もソフトバンクの方が予約数が多いと話しており、さらに前世代モデルからの機種変更も目立つそうだ。 旧モデルからの買い替えキャンペーンを展開するソフトバンクが、既存顧客の囲い込みに一定の成果をあげたとみられるが、今後は料金だけでなく通信品質も争点となりそうだ。