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米Seagate Technologyは12月19日(現地時間)、韓国・サムスン電子のHDD事業買収を完了したと発表した。両社は既存の特許クロスライセンス契約を拡大させて、エンタープライズ向けストレージ・ソリューションの共同開発など戦略的提携を強化することでも一致している。 今回の買収は中国当局および欧州委員会(EC)などの承認を受けて進められた。買収総額は14億ドルで、Seagateは同社株式4523万余およびその差額を現金でサムスンに支払い、さらにサムスン側から取締役会メンバー1名を迎える。 また、サムスンはSeagateのSSD向けにNANDフラッシュメモリを供給し、SeagateはサムスンのPCや家電向けにHDDを供給する。 一方、米Western Digitalによる日立のHDD事業買収は2012年3月までに完了する見通しだ。こちらの買収総額は43億ドル。 2012年の世界のHDD市場は、Western DigitalとSeagateの2強に、日本の東芝を加えた3社に再編されることとなる。
サムスン電子は12月14日、テレビやスマホなどの完成品部門と半導体やパネルなどの部品部門を独立運営する組織再編を行った(日本経済新聞)。 スマホやタブレットの特許をめぐり世界各国で訴訟合戦を繰り広げているAppleに配慮した動きとみられ、今回新たに完成品部門に2つのポストを設けることで、両部門の間では製品情報が遮断されるという。
韓国・サムスン電子は先月末に引き続いて、Appleファンを皮肉る「Galaxy S II」の米国向けテレビCMを公開した。