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市場投資会社Piper JaffrayのApple担当シニアアナリストであるジーン・マンスター氏は24日、アジア地域の部品サプライヤ筋から9月に得た情報をもとに、Appleは高精細テレビセットの試作機を作っているようだと報告した。マンスター氏はこれまで長期に渡って、Appleがテレビ市場に新規参入するだろうという見通しを保持して来た。 新しいテレビセットは、インターネットに接続してApp StoreやiTunesとも連動するオールインワンテレビとなり、Appleが2012年後半に市場投入すれば、2013年には同社の収益が約3%向上するだろうと分析している。 具体的には、2012年に出荷される2億2千万台のフラットテレビのうち48%がネットサービス提供のテレビとなり、Appleはそのうちの140万台のシェアを獲得できるだろうと予測している。 また、Appleは今後、クラウドサービス「iCloud」や音声認識アシスタント「Siri」と連携するような高精細テレビ開発を目指すとしている。さらに、同社はLCDパネル製造に投資をしており、50インチ以内のサイズが用意されるようだとの情報もある。 24日発売されたスティーブ・ジョブズ氏公認の伝記本「Steve Jobs」(ウォルター・アイザックソン著)のなかでも、ジョブズ氏はAppleブランドでテレビ市場に参入することに意欲的だったと記されており、ホームエンターテインメントをシンプルにできる、全ての機器と自動的につながるようなテレビを目指していたという。
米Googleは、同社の開発するウェブブラウザ「Chrome」のテレビコマーシャルを、米国のプライムタイムのスポット広告として提供を開始した。