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1月10日に開幕する家電見本市CESを前に台湾Acerは現地時間8日、プレス向け発表会において世界最薄Ultrabookとなる13.3型ノートPC「Aspire S5」を発表した。 昨年9月に発表した「Aspire S3」をさらに進化させた「Aspire S5」は、最も厚い部分で15mm、重量は1.35kg以下であり、ヒンジに“MagicFlip I/O”と呼ばれる収納型のインターフェースを搭載するのが特徴だ。キーボード右に配置されたMagicFlipキーを押すとこのI/Oポートが電動開閉する仕組みとなっている。 展示されたAspire S3のカラーはブラックでボディはアルミ/マグネシウム合金製、ストレージはSSD、プロセッサは現在のところ不明だが今年第2四半期に発売予定であることから、次期Ivy Bridge(超低電圧版)が採用されると思われる。 高速起動「Green Instant On」やワイヤレス同期機能「Always Connect」をサポートするほか、インターフェースはHDMI、USB3.0、Thunderbolt、SDメモリーカードスロットなど。価格は未定。 Acerは同日、無料クラウドサービス「AcerCloud」もアナウンスしており、AppleのMacBook AirおよびiCloudを意識した戦略を明確に打ち出したといえる。 また、Aspire Timelineシリーズとして、14/15インチの「Timeline Ultra」も発表している。こちらはThunderbolt非搭載ながら、軽量化が図られた20mmの薄いボディが採用され、バッテリ駆動時間も8時間と強化されている。発売時期は今年第1四半期。
Intelは今月10日に米ラスベガスでキックオフとなる世界最大の家電見本市CESにおいて、携帯電話向けチップに関する発表を行う予定であり、「Medfield」を搭載したAndroid端末が披露されるとみられている。 また、AcerとLenovoが今年第3四半期にも、Intelの「Clover Trail」を搭載したWindows 8ベースのタブレット型端末を発表するかもしれないようだ。 DIGITIMESによると、Intelが今年前半に投入予定のモバイル向けAtom SoC「Medfield」は、パフォーマンスと省電力性でARM系プロセッサにかなわないものの、今年後半投入予定のタブレット向けプラットフォーム「Clover Trail」採用の端末がPCメーカーから発表される可能性があるという。 サプライチェーン筋は、Wintelベースのタブレット端末は、Microsoft製アプリに慣れ親しんだエンタープライズ市場で高い需要が望めると指摘している。 また、タブレット端末市場において、Appleの「iPad」は、2012年も引き続き力強い成長が見込まれ、出荷台数は前年比で50%増が予想されており、60%前後の市場シェアを確保するとみられるとしている。
犠牲者が500人を超えたタイの大規模洪水により、日本や台湾、中国系の電子部品工場が次々に浸水被害を受けており、12月以降のパソコン供給に大きな影響が出てきそうだ。 PC向けでは、HDDやDRAMをはじめとする主要部品の調達が滞りはじめている。タイは世界第2位のHDD生産拠点だが、DIGITIMESによると、PCベンダーは通常4週間分のHDD在庫を保持しており、ODMメーカーは約1週間分しか余裕を持たないという。また、出荷中の製品は1週間分であるとみられることから、トータルで4〜6週間分の調達が可能なため、11月のパソコン出荷には影響が無いとしている。 しかし、今年12月から2012年第1四半期にかけて、PC需要に対して最大10%の供給不足に陥ると予想されており、HPやDell、Acerなどが打撃を受けるとみられている。 タイのHDD出荷量は2012年第1四半期に40〜50%減と見積もられており、現地正常化は2012年2〜3月頃まで難しいという。