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ARMは19日、スマートフォン・タブレット向けマイクロプロセッサとして、同社史上最高のエネルギー効率を実現する「Cortex-A7 MPCore」を発表した。 シングルコアチップのCortex-A7は、サイズをCortex-A8の5分の1にする一方で、エネルギー効率を5倍にした。Cortex-A15の高パフォーマンスとA7の高エネルギー効率を両立させる「big.LITTLE」プロセスにより、従来の電力効率と性能の関係を再定義するとしている。 Cortex-A7は28nmプロセス製造で0.5平方mm以下のサイズであり、シングルまたはマルチコアで実装可能である。主に100ドル以下の低価格スマホに供給される予定で、2013〜14年に製品化されるとみられる。低価格ながらパフォーマンスは現行のハイエンド機種に迫るレベルとなり、さらにバッテリ駆動時間が大幅に向上するという。
最新バージョンのApple XcodeのClangに、MarvellのクアッドコアARMプロセッサをサポートする記述が見つかった(ArsTechnica)。AppleはこれまでMarvellチップを採用したことはないが、iOSデバイスやMacBook Airのプロトタイプ向けにテスト使用していた可能性がある。 Xcodeデベロッパツールは、デフォルトコンパイラにLLVMベースのClangを採用しており、MacやiPhone向けにアプリケーションを作成するツールだ。コーディングされていたのはApple版Clangのみで、Marvell社の「Armada XP」というクアッドコアプロセッサがサポートされていた。
半導体最大手の米Intelは、Appleやソニーなど大手電子メーカー向けに、同社のアーキテクチャをベースにしたカスタム半導体チップの受託製造や、同社以外のアーキテクチャをベースにしたチップコアを製造する“ファウンドリ事業”の展開について、その可能性を示唆した。 Reutersによると、IntelのCFOであるStacy Smith氏は、他社向けに同社のIA(Intelアーキテクチャ)コアをベースにした特注の半導体チップを製造することは大歓迎だと述べた。 さらに同氏は、他社のアーキテクチャコアをIntelの工場で製造するには徹底的な議論や分析が必要だと述べているが、すでに過去1年間にいくつかの小規模なファウンドリビジネスを手がけているという。