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米Seagate Technologyは12月19日(現地時間)、韓国・サムスン電子のHDD事業買収を完了したと発表した。両社は既存の特許クロスライセンス契約を拡大させて、エンタープライズ向けストレージ・ソリューションの共同開発など戦略的提携を強化することでも一致している。 今回の買収は中国当局および欧州委員会(EC)などの承認を受けて進められた。買収総額は14億ドルで、Seagateは同社株式4523万余およびその差額を現金でサムスンに支払い、さらにサムスン側から取締役会メンバー1名を迎える。 また、サムスンはSeagateのSSD向けにNANDフラッシュメモリを供給し、SeagateはサムスンのPCや家電向けにHDDを供給する。 一方、米Western Digitalによる日立のHDD事業買収は2012年3月までに完了する見通しだ。こちらの買収総額は43億ドル。 2012年の世界のHDD市場は、Western DigitalとSeagateの2強に、日本の東芝を加えた3社に再編されることとなる。
Appleの部品供給網の動きから、15インチサイズの超薄型Macノートブックが2012年3月にも出荷されるとみられている。 DIGITIMESは15日、Appleの部品供給メーカーが15インチMacノート向けのコンポーネントを出荷し始めており、この新製品が2012年第2四半期にも発売されるようだと伝えた。部品からの判断では、このニューモデルが「MacBook Air」なのか、薄型の「MacBook Pro」か、または新たなネーミングが付けられるのか不明のようだ。しかし、売れ行きが好調な「MacBook Air」に15インチサイズが加わる可能性が高いとみられる。 「MacBook Air」は、ストレージをHDDからSSDにシフトして、光学ドライブを排除した薄型・軽量ノートブック。現行モデルは11.6インチと13.3インチの2種類のみで、さらに大型画面を追加して販売強化を図るとみられる。最新のモルガン・スタンレーの調査によれば、米国におけるAppleのノートブック出荷台数のうち、「MacBook Air」の占める割合は、今年前半の8%から10月には28%を占めるまで拡大している。 一方の「MacBook Pro」は、Sandy Bridge後継のIvy Bridgeを搭載して、来年にはデザインが一新されると噂されている。
犠牲者が500人を超えたタイの大規模洪水により、日本や台湾、中国系の電子部品工場が次々に浸水被害を受けており、12月以降のパソコン供給に大きな影響が出てきそうだ。 PC向けでは、HDDやDRAMをはじめとする主要部品の調達が滞りはじめている。タイは世界第2位のHDD生産拠点だが、DIGITIMESによると、PCベンダーは通常4週間分のHDD在庫を保持しており、ODMメーカーは約1週間分しか余裕を持たないという。また、出荷中の製品は1週間分であるとみられることから、トータルで4〜6週間分の調達が可能なため、11月のパソコン出荷には影響が無いとしている。 しかし、今年12月から2012年第1四半期にかけて、PC需要に対して最大10%の供給不足に陥ると予想されており、HPやDell、Acerなどが打撃を受けるとみられている。 タイのHDD出荷量は2012年第1四半期に40〜50%減と見積もられており、現地正常化は2012年2〜3月頃まで難しいという。