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Appleは2012年に発表するモバイルデバイスに近距離無線通信の規格である「NFC(Near Field Communication)」技術を搭載するようだ。クパティーノベースの世界最大のIT企業は、これまでにもNFC技術を利用した特許をいくつも出願しており、さらに近年、NFCに詳しい専門家を雇用するなど、iPhoneやiPadへのNFCチップ搭載は常に噂されてきた。 スマートフォンではすでに、Android端末やBlackBerryなどがNFCを使った非接触IC決済サービスをサポートしており、2012年にはAppleのiOSやMSのWindows PhoneでもNFCをサポートするようだとDIGITIMESが報じている。また、スマホのNFC普及率は現在の10%未満から、今後2〜3年内には50%以上にまで拡大するとみられている。 先週、世界の携帯キャリア45社がSIMカードベースのNFC技術の標準化を提言するなど、セキュアな高速データ転送技術のインフラも整備されつつある。 AppleはiTunesアカウントと連動するNFCを採用するとみられており、すでに昨年からNFC対応iPhoneのプロトタイプをテストしていると噂されてきた。 日本でもドコモなどがFeliCa方式と国際規格TypeA、BのNFCをサポートするモバイル決済サービス開始に向けインフラ整備を進めており、今後数年内にNFCがスマートフォンの標準機能になるのは間違いないだろう。
Appleは11月11日、iPhone/iPad/iPod touch向けiOS最新版「iOS 5.0.1」(9A405)を一般公開した。当初想定よりも早いリリースだ。Appleは11月3日、iOS 5搭載端末でバッテリ寿命が早くなっていることを認め、バグを修正するアプデートを2〜3週間以内にリリースすると発表。その後、デベロッパ向けに2版のベータがシードされた後、2日前には一部エンドユーザにもプレリリース版が公開されていた。 今バージョンアップより端末からPCフリーで直接ダウンロード可能だ。正式版は差分のみを配信するデルタ版なのでファイル容量も少なく、Wi-Fi経由でストレス無くアップデートができるだろう。もちろん、従来通りiTunes経由でも可能だ。なお、端末から行う場合、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」より入手できる。バッテリ残量が少ない場合は電源に接続することをお勧めする。 「iOS 5.0.1」適用により、問題になっていたバッテリ消費が短いバグが修正されるほか、初代iPadへのマルチタスキング・ジェスチャー追加、「Document in the Cloud」に関する問題修正やSiriの音声認識向上などが施される。また、iPad 2のSmart Coverに関する脆弱性や悪意のあるアプリをApp Storeで公開できるカーネルに関するセキュリティなどが改善されている。
IT情報プロバイダIDG World Expoは25日(現地時間)、Macworld | iWorld(旧Macworld Expo)への参加受付を開始した。開催場所は例年通りサンフランシスコのモスコーン・コンベンション・センターで、2012年1月26日から28日まで開催される。Apple製品を使った映画やテレビ番組制作のセッション、ミュージシャンによるライブイベントなども行われる。 Macコンピュータよりも市場の大きいiOSデバイスやソフトウェアにフォーカスを拡張させるネーミングとなった。 同イベントでは、故スティーブ・ジョブズ当時CEOがオープニング基調講演で新製品を発表するなどAppleにとって重要な位置づけのイベントだったが、Macworld 2009を最後にAppleは参加していない。