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Appleの最新スマートフォン「iPhone 4S」のカメラには、これまでのOmniVisionに代わってソニーが採用されているのが報告されていたが、フロントフェイスのインカメラには、これまで通りにOmniVision製が搭載されているのが分かった。 OmniVisionは、iPhone、iPad、iPod touchなどにカメラモジュールを供給してきたが、「iPhone 4S」のメインカメラ(800万画素)にはソニー製が採用されているのが確認されている。 しかし、フロントカメラのモジュールにはOmniVisionの“OV531AF”という製品番号が確認されており、ソニーがすべてのカメラパーツを供給しているのでは無いことが分かった。
IHS iSuppliによると、iPhone 4S (16GB) の部品コストの見積りは188ドルになるという。これはiPhone 4S (GSM版) とほぼ同じコストである。また、iPhone 4S 32GBモデルは207ドル、同64GBモデルは245ドルと積算されている。これとは別に、組み立てコストは各8ドル/個とみられている。 iPhone 4に搭載されていたAudience製ノイズキャンセル機能向けチップは4Sでは無くなっており、おそらくはA5チップに直接組み込まれたとみられる。サムスン製のA5チップのコストは15ドルと推定されている。 また、iFixitが分解した際には東芝製のフラッシュメモリが組み込まれていたが、今回はHynix製が採用されていた。コストは16GBが19.2ドル、32GBが38.4ドル、64GBが76.8ドル。 カメラモジュールは17.6ドルと見積もられているが、今回の分解ではこれがソニー製かどうかは確認できなかった。Appleはこれまで、iPhoneやiPod touch、iPadでOmniVision製を採用してきた。
iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4、そしてiPhone 4Sと4世代にわたり、iPhoneは深刻な供給不足に陥っている。 過去の教訓からいえることは、この品薄状況が今後3ヶ月程度は続くとみられるということだ。 しかし、Apple直営店は特別扱いであり、予約不要で最長2〜4時間程度待つことで「当日買い」が可能だ。もちろん、その日の入荷数によっては列に並んでも在庫切れになることもあるが、発売開始後の1週間はほぼ連日のようにかなりの台数の入荷があったとみられる。 また、Apple Storeでは列に並ぶときに整理券を渡されるので、数時間待った挙句に購入できなかったということは避けられる。しかし、整理券をもらって列から離れることは禁止されているので注意されたい。