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Googleのエリック・シュミット会長はiPhoneの「Siri」について、まったく新しい検索のアプローチでありGoogleのコアビジネスに対し競争力のある脅威になり得るとの考えを示した。同氏は9月21日に行われた米上院反トラスト小委員会の公聴会において、インターネット検索システムで自社に有利な操作はしていないと証言していたが、一部議員による追加質問への返信のなかでAppleの音声認識サービスについて言及した(AppleInsider)。 検索市場における独占禁止法違反の懸念を晴らそうとする意図があるため鵜呑みにはできないが、シュミット氏はさらに、Siriが特筆すべき開発であり、「Googleキラー」としてAppleの検索ビジネス参入の足掛かりになるとも指摘している。
Canaccord GenuityのアナリストT. Michael Walkley氏がとりまとめた2011年第3四半期(7〜9月期)の携帯電話メーカー世界主要8社の収益シェア調査によると、AppleのiPhoneは出荷台数ベースでわずか4.2%のシェアにもかかわらず、営業利益は全体の52%を占めたという。新機種待ちの影響もあって前期比ではシェアが0.8ポイント、利益が5ポイントそれぞれ減少した。しかし、前年同期比では利益率が5ポイント上昇しており、さらに10月に発売された「iPhone 4S」の売れ行きが好調なだけに、2011年第4四半期(10〜12月期)の営業利益では60%以上のシェア獲得もみえてきた。 Walkley氏はiPhoneの出荷台数について、2011年12月期に2,900万台、2012年度通期で1億440万台、2013年度通期で1億4,080万台と予想している。来年にはiPhoneだけで年間1億台以上売れる状況がみられそうだ。
Mac OS Xの将来設計に詳しい筋の情報によると、Appleは「AirPlayミラーリング」と「iMessageアプリ」について、“Mac OS X版”の開発を行なっているようである(via 9to5Mac)。将来的にMac OS X Lionに搭載される可能性があるという。 Mac版「AirPlayミラーリング」では、Macのディスプレイ画面に表示されている映像やゲームなどをApple TV経由で大画面ディスプレイなどにワイヤレス出力できるようになる。また、ストリーミング配信機能「AirPlay」は、QuickTime Xに統合されるという。この新機能は、Apple TVを使った法人向けプレゼンなどで活躍しそうだ。同機能はすでに、iPad 2およびiPhone 4Sにて利用できる。 一方、以前より噂されていたMac OS版「iMessage」は、現在のインスタントメッセンジャー「iChat」に組み込まれるのか、それともスタンドアロンアプリとして提供されるのかは現段階で不明だという。同アプリでは、MacからiPod touchやiPad、iPhoneなどのiOS 5搭載端末と「iMessage」が接続利用可能となる。