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AppleのiPhone 4Sに組み込まれたことで一躍脚光を浴びることとなった音声認識技術「Siri」だが、そのソフトウェア会社の共同創設者であるDag Kittlaus氏がAppleを退社したことが分かった。Appleは2010年にSiriを買収しており、最新スマートフォンの目玉機能としてその技術を取り入れていた。 AllThingsDによると、Kittlaus氏はiPhone 4S発表直後にAppleを退社したが、熟考されたうえでの友好的な退社だったとしている。同氏はシカゴ在住の家族の元で暮らすことや新たなアイデアで起業することを模索しているようだ。ただし、Kittlaus氏以外の「Siri」開発主要メンバーは引き続きAppleに残る模様である。
iPhone 4Sのパーソナルアシスタント「Siri」は米国外で使えいない機能が多く、カナダや英国のユーザからは不満の声があがっている。また、Appleはこのバーチャル機能が英語、フランス語、ドイツ語の3言語で使えるとしているが、フランス語とドイツ語では機能やレベルが限定的だという。 「Siri」で提供される機能のうち、Yelpを利用したローカル検索、地図や道案内、渋滞情報などは米国限定となっており、また、Wolfram Alpha検索は英語しか対応していない。さらに、アクセントによるトラブルも多いようだ。 Appleは「Siriはベータ版として提供しており、今後も開発を継続する」としているが、日本語に対応するのは2012年の予定であり、米国で提供されているような機能がそのまま使えるとは限らないようだ。
ここ数四半期は出荷台数ベースでiPhoneがiPodを大きく上回っているが、意外にもホリデーシーズンを含む10〜12月期においては、iPhoneがiPodの出荷台数を上回ったことは無かった(ZDNet)。 アナリストのKevin Dede氏は、iPhone 4Sに搭載された新機能「Siri」のパフォーマンスが予想以上に評価されており、Appleは今年の12月期に2,400万台のiPhoneを出荷するだろうと予測している。 2,400万台という数字は、ホリデーシーズンにおけるiPodの最高出荷数を超えるものであり、2012年度第1四半期の業績発表の場においてiPhoneが真のナンバーワンに躍り出るものと予想される。 ちなみに、昨年12月期におけるiPhoneの販売台数は1,624万台で、対するiPodは1,945万台だった。