大震災の影響で中小型液晶パネルが供給不足=スマートフォン生産にも影響

東日本大震災の影響を受け、スマートフォンやタブレット型端末などに使う中小型液晶パネルが供給不足に陥る可能性が出てきた。

供給過剰となっているテレビ向け液晶パネルとは対照的に、中小型液晶パネルは世界的に需要が急拡大している。
だが、東日本大震災で東北の電子部品メーカーが被害を受けたうえ、電力不足や工業用ガスの調達難、部材や装置の生産水準低下、原料の高騰などにより、中小型パネルの安定供給が困難になりつつある。

生産を再開しているメーカーも多いが、全面復旧の目処は立っていないなか、5月以降のパネル供給体制は不透明な状況が続きそうだ。

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