MM総研、2010年度国内パソコン出荷実績発表=個人消費が牽引し過去最高を更新

2010年度国内メーカー別PCシェア

2010年度国内PC出荷メーカー別シェア

MM総研は2011年5月11日、2010年度(10年4月〜11年3月)の国内パソコン出荷実績を発表した。
出荷台数は前年度比4.7%増の1456万5000台で、10年ぶりに過去最高を更新した。

上半期は個人・法人向けともに好調で17.3%増だったが、下半期は2009年度下期の学校特需反動および2011年3月の東日本大震災による影響を受け、法人市場が前年を割り込み同4.9%減となった。

出荷金額は前年度比1.8%増の1兆2740億円、出荷平均単価はネットブック構成比の低下により同2500円減の8万7500円と小幅な減少に留まった。

メーカー別シェアでは、僅差ながらNEC(18.6%)が271万台を出荷して首位を堅守し、2位は富士通(270万台・18.5%)、3位は東芝(180万台・12.4%)、4位はDell(146万台・10.0%)、5位はHP(144万台・9.9%)、6位はLenovo(98万台・6.7%)、7位はソニー(94万台・6.4%)、8位はAcer(71万台・6.4%)、9位はApple(59万台・4.1%)となった(カッコ内:出荷台数・シェア)。東芝、HP、Lenovo、ソニー、Appleが前年度を上回った。

2011年度の国内パソコン市場は、東日本大震災の影響などもあり法人向けの需要減が予測され、前年度比3.5%減の1405万台が見込まれている。

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