NASA、人工衛星UARSの大気圏突入は9月23日前後と予測

人工衛星「UARS」

徐々に高度を下げつつあるUARS

NASA(米航空宇宙局)は、宇宙ごみとなって地球を旋回中の使用済み人工衛星「UARS」が、今週末にも大気圏に突入する可能性が高いと報じた。

NASAのウェブサイトにアップされた情報によれば、衛星の現在の高度は215〜240kmで、9月22日から24日の間に大気圏に突入するだろうと予測されている(現地時間18日現在の最新予報)。3日前までは23〜25日の間と予測されていた。

落下する人工衛星UARSは、総重量約6トンのバス程度の大きさである。しかし、大気圏再突入時に摩擦熱で大部分が溶解して、最大で26個の破片(計500kg)となって地上に落下する可能性があるという。ロイター通信は、人に当たる確率は3200分の1だと報じている。また、1つの破片は最大150kgになる可能性もあるという。
衛星の落下地点は不明だが、NASAは落下物を発見した場合には手で触れずに、関係当局に通報して欲しいと訴えている。

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