東芝、無線LSI「TC35420」を2012年Q2に量産開始と発表

東芝無線LSI「TC35420」

無線LSI「TC35420」

東芝は26日、非接触型の高速インターフェース“TransferJet”対応の無線LSI「TC35420」を2012年第2四半期に量産を開始すると発表した。2012年1月末からサンプル出荷が開始され、同4〜6月期に月間100万個を量産する。ノートPC、タブレット端末、スマートフォン、デジタルカメラなどへの搭載が見込まれている。

TransferJet規格は、かざすことで音楽や映像など様々なコンテンツを最大実効レート375Mbpsの高速データ通信により無線転送できる近接無線技術だ。デジカメやパソコンなどで採用されつつあるが、広く普及するまでには至っていない。

TC35420は東芝独自のワイヤレス通信技術により、TransferJet規格値(-71dBm)を上回る受信感度-78dBmを実現した。
また、独自のRF-CMOS LSI実装技術によって、無線LSI内にTransferJet用RF回路とRFスイッチを内蔵することに業界で初めて成功。65nmプロセスを用いて、RF特性の周辺部品やLSI端子を削減している。パッケージサイズは4.0mm × 4.0mm× 0.5mm。


TransferJet Use Cases and Application Concepts

 

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