Appleは27日(現地時間)、Mac OS Forgeにて同社が開発してMac、iTunes、iOS端末などに使用するオーディオコーデック「ALAC(Apple Lossless Audio Codec)」のエンコーダとデコーダをオープンソース化すると発表した。ライセンスはApache 2.0を適用しており、商業利用が期待される。
「ALAC」はMac OS Xのコアオーディオ圧縮技術として、2004年5月にiTunes 4.5およびQuickTime 6.5.1に初めて採用された。圧縮・展開後のデータがオリジナルと完全に等しくなる可逆(ロスレス)圧縮音声方式で、無圧縮の音楽ファイルを40〜60%まで圧縮することができる。可逆圧縮コーデックには「FLAC」やソニーが開発した「ATRAC」などがある。