また、9月末まで使用できるベータ版が同日より同社ウェブサイトおよびAndroidマーケットで無償提供されている。正式版の価格などは未定だ。
同アプリの導入により、ウイルスやスパイウェア、フィッシング詐欺サイトなど、リスクの高いサイトへのアクセスを事前にブロックし、不正アプリの情報送信先サイトへの接続をブロックできる。
対応キャリアはNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDIで、4MB以上の空き容量と7MB以上のRAMが求められ、Androidマーケットからダウンロードする場合にはインターネット接続が必要になる。
トレンドマイクロによると、2011年3月末時点のスマートフォンに感染する不正プログラム登録数(パターンファイル登録数)を比較したところ、Android端末はAppleのiOS搭載機に比べて約25倍以上も多かったという。
ウイルスバスター モバイル for Android β版は、インストール時の自動的にスキャン、不正なWebサイトへのアクセスをブロックするWebレピュテーション、有害なWebコンテンツへのアクセスを制御するURLフィルタリングを利用でき、ユーザが設定した送信元からの電話着信及びSMSをブロックする着信・メールフィルタが搭載されている。
インターネット上のデータベースを参照して処理するクラウドセキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」を採用しているため、クラウドの活用によりコンピュータの負荷を最小限に抑えることができるという。