MacBook Air発表からちょうど4年

ちょうど4年前の今日、2008年1月15日午前10時(日本時間1月16日午前3時)頃、Macworld 2008においてAppleの故スティーブ・ジョブズCEO(当時)は新型のウルトラポータブルMacノート「MacBook Air」を発表した。

その年のMacworldのキャッチコピーは「There’s something in the air」。ジョブズ氏は、世界で最も薄いノートブックコンピュータをマニラ封筒の中から取り出して見せ観客を沸かせた。

価格は1,799ドル(日本で229,800円)と今から考えるとかなり高めにも思えるが、当時のMacBook Proが現在の倍近い価格だったことを考慮して欲しい。

初代モデルのプロセッサはIntel Core 2 Duo(Montevina SFF Centrinoプラットフォーム採用のモバイル向けPenryn)だったが、Intelのカスタムチップ(60%小型化版)が用意された。また、iPhoneライクなマルチタッチトラックパッド搭載やMacBook(2.27kg)より40%も軽い1.36kgなどが顧客の心をつかみ、大ヒットとなって品薄状態が長らく続いた。
光学ドライブ非搭載、バッテリ交換不可、Macで最も遅いプロセッサ、限定的なI/O端子などにも関わらず、2008年上半期のヒット商品に選ばれるなど注目を浴びた。

さらに、環境に配慮したノートブックだったとして、意外な団体(国際環境保護団体Greenpeace)から賞賛を受けたりもした。

ちなみにHDDからSSD(ソリッドステートドライブ)にアップグレートした場合、158,600円も価格がプラスされ計388,400円〜と信じられない価格になった。当時はまだ、SSDが普及していなかった。 Continue reading

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<CES 2012>ソニー、VAIOのコンセプトモデルなどを出展

ソニーはCES 2012において、VAIOノートのコンセプトモデルを出展した。


NEW VAIO Slate & VAIO Hybrid Concept Models at CES 2012

薄型ノートカテゴリUltrabookは、スペックなどは未定ながら13インチモデルのプロトタイプが展示されており、I/O類はフルサイズが用意されているのが特徴で、投入時期などは不明。

また、タッチパネル式のワイヤレスキーボードおよびスタンドとセットになったタブレット型スレートモデルや、スライドさせてフルサイズキーボード搭載ノートとタブレットに対応するハイブリッド型などのコンセプトモデルも展示された。

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第1回将棋電王戦、コンピュータソフトが元名人に勝利=米長会長及ばず

プロ棋士とコンピュータソフトが対戦する第1回「将棋電王戦」が1月14日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。

将棋ソフト「ボンクラーズ」と対戦したのは、泥沼流で知られる米長邦雄永世棋聖。米長氏は名人位を49歳11ヶ月で獲得して最年長記録を更新したことで知られる。すでに2003年、現役を引退しており、現在は日本将棋連盟の会長職を務める。68歳。

一方のボンクラーズは第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した将棋プログラム。富士通研究所に勤める伊藤英紀氏が開発した。

1秒間に最大1,800万手を読むというボンクラーズは、ユーザ名「bonkras」として将棋倶楽部24(東京道場)で過去最高レーティングを更新するなど、すでに早指し戦では“プロ超え”を達成。米長氏も昨年末に行われたbonkrasとの早指し前哨戦で敗北を喫していた。

米長永世棋聖は序盤から玉を右に囲い、入玉も視野に押さえ込みを図る作戦で、中盤まではやや優勢に立った。しかし、ボンクラーズの巧妙な差し回しと正確な対応で徐々に差が縮まり、最後は一気に攻め切られた。ボンクラーズの「しっかり固めて、序盤の差を最小限に抑え、中盤以降人間の小さなミスにつけ込み一気に勝ち切る」という“勝ちパターン”にはまったといえる。

チェスではすでにコンピュータが人間超えを果たしていたが、より複雑な将棋でもついにコンピュータプログラムが人間を超える時代を迎えた。

なお、第2回電王戦が2013年に開催されることがすでに決定しており、第22回世界コンピュータ将棋選手権の成績優秀プログラムを相手に、現役プロ棋士の船江恒平四段が対する。
今回の米長会長の敗北は残念だったが、次回は人間の大局観と底力に期待したい。 Continue reading

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